古代中国史を推して参る

春秋戦国が足りない

孫子兵法<兵聖>16話〜20話の感想

続く呉と楚の戦いの中で、孫武と国無咎の知恵比べが繰り広げられますが、
結局、孫武の方が一枚上手でした。

呉軍は敵を撃破し、次第に楚の都、郢に迫ります。

13話あたりから侵攻が始まっているので、ドラマとしてはかなり尺とってる感じがします。

 

ちなみに一連の戦いは、柏挙の戦いとも呼ばれており、

『春秋左氏伝』によると、楚軍を率いていたのは主に嚢瓦と沈尹戌だそうです。

史実の嚢瓦はドラマのように費無極の配下で無く、むしろ費無極よりも上の地位にいたようです。

 

郢を陥落させるために、あらゆる策で敵の士気を削いでゆく孫武

正面から攻めるのではなく、自軍の被害をできるだけ少なくする=戦わずして勝つ

というのはいかにも孫子らしいと言えます。

 

幼なじみの国無咎は相変わらず執念の人で、孫武と和解する気は全く無い模様()

 

郢を占領しても、まだまだ呉軍にとっては油断できないようです。
戦は勝って終わり、ではないのですね。無事、孫武達は呉に帰ることができるのでしょうか。

今回、試聴した回↓

16話 非人道的な策

17話 背水の陣

18話 決死の闘志

19話 無戦開場

20話 楚王の玉座