孫子兵法<兵聖>1〜6話の感想
古代中国史が好きなオタクの独り言。
日本で中国の歴史物といえば三国志、項羽と劉邦などが代表的ですが、
漫画キングダム等でようやく春秋戦国時代にも少しずつスポットが当たるようになりました。
春秋戦国の知名度でいうと、始皇帝や孔子についで有名と思われるのが、
孫子兵法(彼を知り己を知れば、百戦あやうからず)を書いた「孫子」です。
ビジネス書などでよく見かけるので、ご存知の方も多いことでしょう。
孫子とは敬称であり、史記等では孫武という名前で伝えられています。
ですが、意外にも孫武に関する歴史書の記述は少なく、果たして実在した人物かどうかも確証はないそうです。
と、前置きはこの辺で…
今回、私が好きな古代中国エンタメを探していたら、
たまたまアマプラでみつけたのが、タイトルの「孫子兵法(原題:兵聖)」というドラマです。
最初の舞台は孫武の生まれ故郷でもある斉国。親同士が政敵にも関わらず、孫武とは互いに認め合った親友、国無咎との青春時代から始まります。
前述の通り、孫武自体の記録が少ないため、創作要素が多めに作られています。
初回で言うのもアレなのですが、国無咎もドラマでの架空の人物とか...細かいことを気にするとキリがないので、とりあえず春秋戦国の雰囲気を楽しむくらいで観賞することに。
序盤は燕晋に攻め込まれた斉がいかに窮地を切り抜けるか、
そして斉国内での権力争いがメインとなっているようです。
ところどころで才能の片鱗は見せるものの、孫武の活躍はそれほどでもなく、これからの抜擢が楽しみです。
個人的には晏嬰と景公に思い入れがあるのですが、景公のキャスティングにはちょっと不満があります...語ると長くなるので割愛(笑)
余談ですが、似たようなタイトルの孫子《兵法》大伝というのがあり、最初私はてっきり視聴できるのは
こちらの作品かと思っていました。どうやらまったく別もののようです…(3話くらい見た後に気がつきました)